REST,RESTful Webサービスといった用語の意味や、RESTの設計原則,RESTの具体例について記述していきます。
目次
- RESTとは?
- RESTful Webサービスとは?
- RESTの設計原則
- RESTの具体例
1. RESTとは?
REST は「REpresentational State Transfer」の略で、Roy Fielding氏が提唱した「分散システム(ネットワークベース)の設計原則」です。
2. RESTful Webサービスとは?
RESTful Webサービスは、RESTの設計原則に沿って実装された Webサービスのことです。
3. RESTの設計原則
Webサービスに適用される、RESTの設計原則は次の通りです。
- リソースを一意に識別する URI を用いる。
- インターネットのメディアタイプでデータを転送する(JSON, XML, Atom, etc)。
- 標準的な HTTPメソッド(POST, GET, PUT, DELETE)と、操作(CRUD)を関連付ける。
- 等々。
4. RESTの具体例
具体的な URI と HTTPメソッドを使って、RESTful Webサービスの例(インターフェイス)をまとめてみました。
URI が「http://・・・/resouces/17」の場合、HTTPメソッドと操作の関連は以下の通りです。
- GET:特定のリソース17を返却(Read)
- POST:あまり使われない
- PUT:特定のリソース17を更新(Update)
- DELETE:特定のリソース17を削除(Delete)
URI が「http://・・・/resouces/」の場合は以下の通りです。
- GET:リソースを全て返却(Read)
- POST:リソースに要素を追加(Create)
- PUT:リソースを全て更新(Update)
- DELETE:リソースを全て削除(Delete)
HTTPリクエストパラメータは、Read の条件だったり、Create の値になったりします。