Maven のビルドライフサイクル、フェーズ（フェイズ）、ゴールについて、調べたことをまとめていきます。
1. ビルドライフサイクルについて
Maven には３つのビルドライフサイクルがあり、それぞれが以下の役割を担っています。
clean：ビルドの成果物を削除しますdefault：デプロイまで行いますsite：ドキュメントを生成します
2. フェーズについて
ライフサイクルは、複数のフェーズで構成されています。例えば、ライフサイクル default には、以下のフェーズが存在します。
validate：プロジェクトの検証をしますcompile：コンパイルをしますtest：単体テストをしますpackage：jarなどにパッケージングしますverify：品質の確認をしますinstall：ローカルリポジトリにインストールしますdeploy：リモートリポジトリにコピーします
下のコマンドを実行すると、package までのフェーズが順番に（validate, compile, ..., package）実行されます。
mvn package
また、下のようにフェーズを続けて実行することができます。
mvn clean deploy
各ライフサイクルに存在する全てのフェーズは、こちら で確認することができます。
3. ゴールについて
フェーズは、プラグインのゴールで構成されています。
例えば、フェーズ compile には、compiler プラグインのゴール compile がバインドされています。フェーズを実行すると、バインドされたプラグインの処理が実行されます。
コマンドラインでは、プラグインのゴールを実行することもできます。
mvn clean resources:resources compiler:compile
Maven で事前にバインディングされているフェーズとゴールは、こちら で確認することができます。
