Web系開発メモ

Java, C#, HTML, CSS, JavaScript のことなどを書いてます。

gulp:ブラウザのリロード自動化2

前回記事「gulp:ブラウザのリロード自動化」では、HTML や CSS が更新されたら、自動でブラウザをリロードする方法を書きました。今回は、コマンドライン引数で HTML を指定できるようにします。

前提

今回のコードを実行するには、前回記事の環境・コードが必要になります。必要に応じて参照して頂けると嬉しいです。

手順1. 関連パッケージのインストール

コマンドライン引数を解析するために、minimist をインストールしておきます。

> npm install --save-dev minimist

手順2. gulpfile.js の編集

前回作成した gulpfile.js を更新します。

gulp-reload/gulpfile.js

var gulp = require('gulp');
var browserSync = require('browser-sync').create();

var argv = require('minimist')(process.argv.slice(2));
var file = argv.file ? argv.file : "index.html";
 
gulp.task('browser-sync', function() {
    browserSync.init({
        server: {
            baseDir: "src",
            index: file
        }
    });
});
 
gulp.task('bs-reload', function () {
・・・省略(前回と同じ)

コマンドラインで「--file ファイル名」が指定されているときは、ブラウザ起動時にそのファイルを読み込みます。指定されてないときは、index.html が対象になります。

手順3. HTML の作成

ディレクトリ src の中に HTMLを作成します。

gulp-reload/src/hello.html

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
  <meta charset="utf-8">
  <link rel="stylesheet" href="style.css">
</head>
<body>
  <p>Hello.</p>
</body>
</html>

手順4. gulp 実行

次のコマンドを実行するとブラウザが起動します。それから hello.html, style.css を更新すると、ブラウザが自動でリロードしてくれます。

> gulp --file hello.html

終了するには ctrl + c を押します。

ソースコード

今回のコードは、GitHub にも置いています。

ui/gulp-reload2 - GitHub