Web系開発メモ

Java, C#, HTML, CSS, JavaScript のことなどを書いてます。

Eclipse プロジェクトのJREを変更する方法(ビルドパスの変更)

Eclipse には JREJDK)が含まれていて、プロジェクトの JRE システム・ライブラリーとして設定されます。下の画像はその例で、java.base などのパスが C:\eclipse\plugins\..\jre\.. になっています。

EclipseJRE ではなくて、本番環境の JRE などを設定したい場合もあるかと思います。これから、プロジェクトの JRE を変更する方法を書いていきます。

バージョン

ブログ執筆時の OS とバージョンは以下の通りです。

今回は例として、プロジェクトの JREAmazon Corretto に変更しています。他の JRE を使いたい場合は、同じ手順でパスを置き換えて頂ければ大丈夫です。

1. JRE の追加

事前にプロジェクトに設定したい JRE を追加します。既に JRE を追加している場合は、下の「2. 既存プロジェクトの JRE を変更」か「3. 新規プロジェクトの JRE を変更」に進んで頂ければと思います。

1.1. 設定の表示

Eclipse のメニューで「ウィンドウ」→「設定」をクリックします。

1.2. インストール済みの JRE を追加

設定ウィンドウで「Java」→「インストール済みの JRE」→「追加」をクリックします。

1.3. JRE の型を指定

下のウィンドウが表示されたら、

「標準 VM」→「次へ」をクリックします。

1.4. JRE の定義

JRE 定義のウィンドウが表示されるので、

  1. ディレクトリー」をクリックしてダイアログを開きます。
  2. ダイアログで、追加したい「JRE ホーム」を指定します。
  3. JRE ホーム」と「JRE 名」の入力を確認します。
  4. 「完了」をクリックします。

ディレクトリーを指定すると、自動で「JRE 名」が設定されました。

  • JRE ホーム:C:\Program Files\Amazon Corretto\jdk17.0.4_9
  • JRE 名:jdk17.0.4_9

1.5. デフォルトの設定

設定ウィンドウに戻るので、追加した JRE にチェックを入れてデフォルトにします。

それから「適用して閉じる」をクリックします。

2. 既存プロジェクトの JRE を変更

2.1. JRE のプロパティーを表示

変更したいプロジェクトの「JRE システム・ライブラリー」を右クリックして、

「プロパティー」を選択します。

2.2. JRE の指定

プロパティーが表示されたら、

  1. 「代替 JRE」をクリックします。
  2. セレクトボックスで、追加した JRE を指定します。
  3. 「適用して閉じる」をクリックします。

2.3. 確認

作業完了後は下の画像のように、

  1. JRE システム・ライブラリーの右側文字列
  2. java.base などのパス

が変更されています。

3. 新規プロジェクトの JRE を変更

新規 Javaプロジェクトを作成する際のダイアログで、

  1. 「プロジェクト固有の JRE を使用」をクリックします。
  2. セレクトボックスで、追加した JRE を指定します。