Xvfb の起動スクリプトと、Ubuntu14 への登録・解除方法について書いていきます。
※ Xvfb のインストール手順は、こちら にまとめています。
環境
Vagrant Box の ubuntu/trusty64
で動作確認しました。
1. 起動スクリプトの内容
あくまで一例ですが、自分は次のようなスクリプトを作成しました。
### BEGIN INIT INFO # Provides: Xvfb # Required-Start: $local_fs $remote_fs # Required-Stop: # X-Start-Before: # Default-Start: 2 3 4 5 # Default-Stop: 0 1 6 # Short-Description: Loads X Virtual Frame Buffer ### END INIT INFO XVFB=/usr/bin/Xvfb XVFBARGS=":99 -ac -screen 0 1024x768x24" PIDFILE=/var/run/xvfb.pid case "$1" in start) echo -n "Starting virtual X frame buffer: Xvfb" start-stop-daemon --start --quiet --pidfile $PIDFILE --make-pidfile --background --exec $XVFB -- $XVFBARGS echo "." ;; stop) echo -n "Stopping virtual X frame buffer: Xvfb" start-stop-daemon --stop --quiet --pidfile $PIDFILE echo "." ;; restart) $0 stop $0 start ;; *) echo "Usage: /etc/init.d/xvfb {start|stop|restart}" exit 1 esac exit 0
ファイル名は xvfb
としました。
2. 登録方法
起動スクリプトを登録すると、OSが起動時にスクリプトを実行してくれるようになります。以下に、コマンド update-rc.d
で登録する手順を書いていきます。
手順1. スクリプトのコピー
カレントディレクトリのファイル xvfb
を、/etc/init.d/
にコピーします。
$ sudo cp -p xvfb /etc/init.d/
手順2. スクリプトの登録
次のコマンドで登録します。
$ sudo update-rc.d xvfb defaults
実行される(実行されない)ランレベルは、スクリプトの冒頭に書いてあります。
3. 解除方法
Xvfb を起動したくなくなったら、次のコマンドで解除することができます。
$ sudo update-rc.d -f xvfb remove