Visual Studio 2026 と .NET10 に移行したので、WPFのアプリにFluentテーマを適用してみました。
ダークモードやライトモードを試した課題や感想なども記載していきます。
WPFのFluentテーマ
WPFでFluentテーマを使う方法は、以下のリンク先に記載されています。
WPF for .NET 9 の新機能 - Microsoft
.NET9から追加されていたのですが、今までは .NET8(LTS)で開発をしていました。
見た目・印象
ダークモードにしたかったこともあり、ダークモードと以前のUIを比較するキャプチャを取ってみました。

左がダークモード、右はFluentテーマの適用前です。

上のように、メニューは結構大きくなって間隔も広がりました。全体的には、ダークモードだとかなりモダンになった印象を受けました。
※ Fluentテーマ適用後に少し画面が崩れたので、Padding や Margin などは修正しています。
課題
あまり色々なコントロールは見ていないのですが、いくつか気になった点や対応したいものを書いていきます。
1. ダークモードの文字色
文字色が純粋な白に近いような気はして、少し眩しいと感じることがありました。文字出力が多いアプリだと、気になることがあるかもしれません。
2. ライトモードの文字色
Fluentテーマ適用前に比べると、少しグレー寄りになった気はしました。真っ黒に近いほうが見やすいような気はしました。
3. TextBoxのクリアボタン
文字の入力欄にフォーカスが当たると、×マークのクリアボタンが表示されるようになりました。

上の赤枠のような小さい領域だと、入力した文字に重なって見にくいような気はしました。
感想
ずっとダークモードにしたかったのですが、いざ試してみると気になるところも出てきた印象です。Fluentテーマを試しつつ、適用するかはそれぞれのプロジェクトごとに検討するのが良い気もしています。
あとは、他のアプリと使う場合のことも考えたほうが良い気はしました。例えば、表計算ソフトなどは、Googleドキュメントのように、ライトモードだけの製品があります。
一緒に使うアプリとのギャップをなくしたい場合は、今までどおりでも良いのかもしれません。もしくは、ダークモードとライトモードを切り替えられるようにしても良いのかなと思いました。