Web系開発メモ

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バージョンの採番方法と意味について(GitHubの推奨方法)

バージョン番号の付け方や管理方法を調べていたら、GitHub推奨の「セマンティック バージョニング」を見つけることができました。

これから、その内容について記載していきます。

目次

  1. 推奨方法
  2. 採番方法
  3. 開発版の番号
  4. パブリック版
  5. アルファ版・ベータ版
  6. 将来性

1. 推奨方法

GitHub が推奨する「セマンティック バージョニング」の詳細は、以下のリンク先で公開されています。

Semantic Versioning(日本語版)

仕様の著者は、GitHub共同設立者の Tom Preston-Werner 氏です。

2. 採番方法

採番方法は以下の通りで、具体的には「1.2.3」といったバージョンになります。

メジャー.マイナー.パッチ

バージョン番号の上げ方は、以下の通りになります。

  • 互換性のない変更は、メジャーを上げる
  • 後方互換ありの機能追加は、マイナーを上げる
  • 後方互換を伴うバグ修正は、パッチを上げる

それぞれの番号は半角ピリオドで区切ります。

3. 開発版の番号

開発版は 0.1.0 からリリースして、その後のリリースはマイナーバージョンを上げると良さそうです。

4. パブリック版

バージョン 1.0.0 は、パブリックAPIやプロダクション用途として定義されます。

5. アルファ版・ベータ版

プレリリースバージョンは、バージョンの最後にハイフンを付けて、さらに識別子を追加すると良さそうです。

具体例は以下の通りです。

  • 1.0.0-alpha, 1.0.0-beta, 1.0.0-alpha.1
  • 1.0.0-0.3.7, 1.0.0-x.7.z.9

将来性

GitHub のリリースページ(バージョンの入力欄有り)では、下の画像ように Semantic versioning の記載があります。

GitHub を利用している多くのソフトウェアが、準拠していくのではないかと考えています。

また、現在も似たような採番ルールにしているソフトも多い気がしています。